朝日新聞などの報道*1*2によると、京都府警福知山署は9月28日、京都市中京区のウェブサービス・アプリ開発会社「株式会社コギト」の取締役と衛生用品販売部門の流通ライセンス課長の2名を医薬品医療機器法違反(無許可販売、未承認医薬品の広告禁止)の容疑で逮捕したと発表した。府警によると、未承認の抗原検査キットの販売をめぐる逮捕は全国初とのこと。
福知山署によると、2人は昨年12月から今年3月にかけ、同社の通販サイトで、厚生労働省の承認を受けておらず、実際には診断用として使用できない中国のJOYSBIO社製の検査キットを「高精度」「感染確認ができる」などと宣伝。京都市の女性(22)ら5人に、計7個を計3万360円で販売した疑いがある。京都府警が業者に委託して調べたところ、ウイルスの検出精度は、承認品の264分の1程度にとどまっていたという。押収資料などから、府警は、同社が約2300個を販売し、1千万円超を売り上げたとみている。
*1:未承認の抗原検査キット 「感染を判定」と宣伝、販売容疑で2人逮捕(朝日新聞デジタル、2021年9月28日 21時30分)
*2:未承認のコロナ抗原検査キット 無許可販売疑いで2人逮捕(両丹日日新聞、2021年09月29日)
■関連リンク
株式会社コギト
https://www.cogito.co.jp/
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