官報(第464号)によると、山形県酒田市の「石井ハウス株式会社」と関連会社の「有限会社アイホーム」(同所)は3月23日、山形地方裁判所酒田支部から破産手続きの開始決定を受けた。事件番号は令和3年(フ)第11号・第10号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は石井ハウスが6月28日午後2時30分、アイホームが同日午後3時30分となっており、破産債権の届出期間は両社とも5月10日迄となっている。また、破産管財人には石井ハウスでは藤井 正寿弁護士(藤井正寿法律事務所、山形県酒田市東泉町4-12-8、電話:0234-28-9110)が、アイホームでは仲野 純一弁護士(仲野法律事務所、山形県酒田市曙町1-2-5 モア・ステージ10D、電話:0234-43-1681)が選任されている。
石井ハウスは1993年7月に創業した住宅建設業者。庄内地域を中心に事業を展開し、2017年頃まではパナソニックビルダーズグループに所属し、テクノストラクチャー工法の住宅を中心に建築を行っていたが、2018年頃からは限界価格に挑戦するとして、独自の高コスパ住宅プラン“にっこり住宅「アトリエ」”を展開し、累積で800棟ほどの戸建住宅を建設していた。また、関連会社のアイホームは内装工事を手掛けていたという。
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