株式会社アルム(東京都渋谷区)は4月2日、同社としては8拠点目となる医療ICT事業を目的とした現地法人「Allm SEA sdn. bhd.」(本社:マレーシア セランゴール州)を設立したと発表した。なお、同法人設立にあたって協業パートナーの紹介などで独立行政法人日本貿易振興機構の支援を受けたとしている。
オフィスを開設するインキュベーションオフィス外観「Sunway Future X」(画像提供:サンウェイ・グループ) |
現地法人を設立するマレーシアは2012年以降「1人当たり国民総所得(GNI)」が1万ドルを越えており、世界銀行が定義する上位中所得国として位置づけられている。同国は経済成長に伴い、他の新興国と同様、「虚血性心疾患」や「脳血管疾患」、「新生物」、「生活習慣病に係る疾患」といった非感染性疾患(NCDs)の割合が増加しているものの、医師の都市への偏在や、専門医の不足などが問題視されている。
これらの背景から、医師不足や偏在といった社会問題の解決に資するソリューションとして、同社が開発・提供する医療関係者間コミュニケーションアプリ「Join」等をマレーシアをはじめとする東南アジア各地に展開することを目的として現地法人を設立。同法人は、都市開発を中心として幅広い事業を手がけるサンウェイ・グループが所有するインキュベーションオフィス「Sunway Future X」内にオフィスを開設し、サンウェイコミュニティを通じマレーシアの市場への浸透を図るとしている。
■現地法人の概要
社名:Allm SEA sdn. bhd.
所在国:マレーシア(スバン・ジャヤ)
東南アジア向け営業拠点
所在地:UNIT 195, LEVEL 3, Sunway FutureX, Duplex, Block C, Jalan PJS 11/26, Bandar Sunway, 47500 Subang Jaya
¥4,400
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