官報(第267号)によると、広島市安佐南区大塚西(登記簿上:大阪市北区西天満)の「株式会社ドリームワークス」(代表取締役:杉山 幸正)は6月1日、広島地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けた。事件番号は令和2年(フ)第441号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和2年9月16日午前10時30分、破産管財人には奥野修士弁護士(ひまわり法律事務所、広島県広島市中区八丁堀5-22 メゾン京口門101、電話:082-227-5575)が選任されている。負債額は約2~3億円とのこと。
同社は2003年8月に設立された結婚式場「ル・クラブ・ド・マリアージュ」の運営会社。同式場はイギリス館「ザ・ローズマナー」、フランス館「シャトー・ド・エスペランス」、イタリア館「ヴィラ・フィオレンテ」の3種の式場から構成されるゲストハウス・ウェディング型の式場で、開設当初はヨーロッパの郊外をイメージした結婚式場が珍しかったことから話題となり、最盛期となる2010年12月期には約9億6000万円の年間売上高を計上していた。
しかし、その後はゲストハウス・ウェディング型の式場が主流となり競争が激化したうえ、少子化や晩婚化による結婚式の簡素化などの影響を受け、2019年12月期には年間売上高が6億2000万円と落ち込んでいた。そのようななか、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により挙式のキャンセルが相次いでいたほか、緊急事態宣言による臨時休業などにより、事業継続が困難となった。
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