大正製薬株式会社(東京都豊島区)は6月1日、毛髪や皮膚細胞のミトコンドリアに作用する新たな素材を見出したと発表した。今後、この研究成果に基づくMITOL賦活成分を活用したヘアケア技術「マイトチャージ・テクノロジー」を頭皮、毛髪のアンチエイジングにつながる製品に応用していくとしている。
同社によると、東京薬科大学生命科学部分子生化学研究室との共同研究において、ミトコンドリアの形態制御や品質管理等の分子として知られているミトコンドリアユビキチンリガーゼMITOL(別名:MARCH5)に着目した研究を行い、これまでに、MITOLの発現低下が脱毛、白髪などの毛包や皮膚の機能低下に関与することを確認していたという。今回の発表は、MITOL発現を高める素材をスクリーニングしたところ、古くから漢方薬として使用されてきたオウレン、オウバクなどのエキスに頭皮や皮膚の構成細胞である角化細胞等のMITOL発現を高める作用が見出されたというもので、これらMITOL賦活成分には、毛包や皮膚のミトコンドリア機能を高める可能性が期待されるとしている。
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