今回の事態は、同社がSpeedy PC Softwareと称して運営していたウェブサイトで宣伝・販売したユーティリティソフト「Speedy PC Pro」について、集団訴訟が提起されたことによるもの。原告のArchie Beaton氏によると、所有するノートPCが故障した際にオンライン広告を閲覧し、無料トライアルをダウンロードし、試用したところ、多数のエラーがあると表示されたため、有償版を購入したという。しかしながら、このソフトウェアは幾度も実行し、見つかったエラーを修正しても有害なエラーを表示し続けたほか、彼のパソコンのパフォーマンス向上には役に立たなかったとしている。
なお、 ParetoLogic, Inc.は日本国内においては過去に販売されていたスパイウェア対策ソフト「XoftSpySE Anti-Spyware」が「スパイハンター」の名称でローカライズされ、イーフロンティアから発売されていたほか、レジストリ修復ツール「RegCure Pro」「FileCure Pro」などがバンドルウェアの一種として知られている。
*1:EXCLUSIVE: Victoria Company Accused of Circulating Scam Software(The Capital、Sean Craig、2020年5月6日)
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