愛媛県今治市の総菜製造業「吉井食品株式会社」が飲食事業から撤退 回転寿司店「おんまく寿司」を展開、新型コロナで採算合わず

中国新聞などの報道*1 によると、愛媛県今治市の総菜製造業「吉井食品株式会社」(代表取締役:吉井 猛)は5月8日、広島県と愛媛県で4店舗を展開する回転寿司店「おんまく寿司」の全店舗を閉店したことがわかった。パート・アルバイトを含む従業員約260人は解雇する方針だという。

同社は1965年に天ぷら専門店として創業し、1986年に法人改組した食品製造業者。愛媛県内のスーパー店内の惣菜部に入居する形で総菜店「吉井惣菜」を展開するほか、1989年に外食業界に参入し、1999年におんまく寿司の1号店を開店していた。同寿司チェーンは業界内では規模の大きな店舗を展開しており、特に2003年にオープンした五日市店は国内最大級の約300席と総延長147メートルのコンベヤを備え人気を集めていた。

今回の閉店は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け政府が推進している密閉・密集・密接の「3密」を避ける新しいライフスタイルにおいては席数の削減が必要となるため、採算が合わないと判断したことによるもの。今後、同社は本業の総菜事業のほか、まぐろ及び加工品の通信販売に注力していくとしている。

*1「おんまく寿司」閉店 広島・愛媛、感染対策で採算合わず(中国新聞デジタル、境信重、2020年5月8日)





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マグロの吉井
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