東京都千代田区のオーダーメイド腕時計メーカー「株式会社スラント」に破産開始決定

官報(第24号)によると、東京都千代田区内幸町の「株式会社スラント」(代表取締役:杉山 拓也)は5月29日、東京地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けた。事件番号は令和元年(フ)第3363号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和元年9月5日午前10時30分、破産債権の届出期間は6月26日迄となっている。また、破産管財人には飯野泰子弁護士(飯野法律事務所、東京都千代田区内神田3-5-5 大同ビル306、電話:03-6206-0415)が選任されている。

同社は2017年に設立された腕時計メーカー。多種多様なパーツを選択することで、世界で1本だけの腕時計を作ることが出来るオーダーメイド腕時計のメーカーで、レディース専用サイズの取扱いこそないものの、シンプルでカジュアルなオーダー時計を得意としていた。価格帯も3万円弱程度とオーダー時計としては安価であったほか、ムーブメント・組立ともに国内製造であったことから一部界隈で人気を博していた。また、2018年には購入資金の一部(1本あたり10,000円)を世界自然保護基金(WWF)の支援に充てられるデザインパーツを発売するなど、各種団体とのコラボも比較的積極的だったようだ。




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