同社は1947年10月に呉服販売業「東北和紡商会」として創業し、1949年10月に株式会社和紡商会として法人化した繊維製品卸売業者。米沢織をはじめ、化合繊ジャカードや高密度シルクドビーなどの婦人服地の卸売を主体に、米沢紬織着物や呉服など和装服飾品および和装小物のOEM生産を手掛け、東京・大阪地区の繊維商社などを中心に営業基盤を形成し、1999年6月期には約20億4255万円の年間売上高を計上していた。
しかし、翌年以降は年間売上高10億円台で一進一退の業績推移となり、2012年6月期には円高により中国向けの輸出事業の中止などから年間売上高が10億円を割っていた。その後も主力販売先の事業撤退などによる減収傾向が続き、2017年には関連会社の破綻に伴う貸倒引当金繰入損などの特別損失の計上により約1億1135万円の最終赤字を計上し、債務超過に陥っていたという。
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