信用調査大手の帝国データバンク及び官報(第35号)によると、東京都港区六本木の「株式会社REFLECT PROPERTY」(代表取締役:藤原 靖矩)は6月13日、東京地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けた。事件番号は令和元年(フ)第4029号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和元年9月27日午後2時30分、破産管財人には佐藤真太郎弁護士(佐藤真太郎法律事務所、東京都港区西新橋1-6-12 アイオス虎ノ門702、電話:03-6257-3811)が選任されている。負債総額は債権者約123名に対し、約5億6638万円とのこと。
同社は2013年9月に創業し、同年12月に法人改組した投資用不動産販売会社。全国の一般投資家を対象に、東京都内の築浅中古ワンルームマンションを主とした投資用不動産の販売のほか、サブリース型の不動産投資事業を手がけ、2017年3月期には約41億8200万円の年間売上高を計上していた。
しかし近年は、スルガ銀行が深く関与したとして社会問題となった「かぼちゃの馬車」事件をはじめとする不動産投資に関連した不祥事が相次いだことから、同社においてもサブリース事業が不振となったほか、個人投資家への金融機関の審査の厳格化により物件が販売不振となったことから2018年3月期の年間売上高が約25億円に縮小したため、事業継続が困難と判断。2019年4月末で従業員を解雇し、残務処理に移行していた。
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