広島市中区の女性向け同人誌販売「株式会社明輝堂」に破産開始決定

信用調査大手の東京商工リサーチなどによると、6月24日に事業を停止した広島市中区幟町の「株式会社明輝堂」(代表取締役:豊川有司)は6月26日、東京地方裁判所に自己破産を申請し同日、破産手続きの開始決定を受けた。事件番号は令和元年(フ)第4422号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和元年11月11日午前11時、破産管財人には鈴木みき弁護士(光和総合法律事務所、東京都港区赤坂4-7-15 陽栄光和ビル5階、問い合わせ用メールアドレス:meikido.madoguchi@gmail.com)が選任されている。債権者数は6000名以上で、負債額は調査中だが、約5億円との情報がある。

同社は1985年12月に創業し、1993年7月に法人化した同人誌の販売業者。広島、東京、大阪、名古屋などで実店舗を展開するほか、広島本社において通販部門を有し、女性向けに特化した販売店として売上を伸ばし、2012年8月期には約7億4601万円の年間売上高を計上していた。しかし、近年は同人誌の中古販売市場が縮小したことや同業他社との競合激化により売上が低迷。2018年に東京・広島・福岡に展開していた店舗を閉店するなど固定費削減を行っていたが、社会保険料の滞納などにより資金繰りが行き詰まったことから今回の事態となった。


■関連リンク
女性向け同人誌専門店 明輝堂-めいきどう-の破産手続に関するご案内
http://meikido.html.xdomain.jp/index.html

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