群馬県桐生市の「医療法人亨仁会」に破産開始決定 産婦人科「優和クリニック」を経営も2016年に閉院

官報（第7459号）によると、群馬県桐生市の「医療法人亨仁会」（理事長：太田裕穂）は2月22日、前橋地方裁判所桐生支部から破産手続きの開始決定を受けた。事件番号は平成31年（フ）第9号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和元年5月24日午後1時30分、破産管財人には川住岳央弁護士（風の詩法律事務所、群馬県前橋市川原町1-57-3、電話：027-219-0200）が選任されている。

同法人は1915年に外科太田病院として創業した医療法人。1953年に産婦人科を診療科に加え、2001年には「よりよい出産」をコンセプトとした産婦人科を中心とするクリニック「優和クリニック」として再始動していた。しかし近年は、地域内における産婦人科の減少や人員確保の困難さから、24時間365日体制での診療体制の維持が困難となっていた。そのため、2016年1月20日に閉院し、事後処理に移行していた。