横浜市戸塚区の規格団体「一般社団法人iVDRコンソーシアム」が解散 規格策定も対応製品少なく・・・

官報(平成31年4月11日 号外第74号)によると、横浜市戸塚区戸塚町の「一般社団法人iVDRコンソーシアム」(代表清算人:釘屋 文雄)は2019年3月22日に開催された臨時総会の決議により解散していたことがわかった。

同法人は2002年3月、キヤノン【7751】、富士通【6702】、日立製作所【6501】、フェニックス・テクノロジーズ(米・Phoenix Technologiesの日本法人)、パイオニア、三洋電機、シャープ【6753】、日本ビクター(現:JVCケンウッド【6632】)の8社共同で設立された「iVDR」規格の策定及び同規格の普及を目的とする規格団体(2011年7月に一般社団法人に移行)。

同規格はリムーバブル・ハードディスクの一種で、DVDやBlu-ray Discと比較して大容量なメディアとして一般に普及することを目指し、アイ・オー・データ機器【6916】や日立マクセル(現:マクセルホールディングス【6810】)からメディアが発売されていたが、対応製品が少なかったことから同規格が普及する前にUSBメモリやSDメモリカードなどのフラッシュメモリー製品が広く普及してしまったため、同規格製品の開発も下火となり、最後まで開発・販売を続けていたマクセルが2019年3月末をもって同規格製品を販売終了することを2018年6月に表明していた。


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