同社は1944年に料理・仕出し業として創業し、1960年5月に法人化したホテルの経営会社。創業後しばらくは料理・仕出し業を積極的に展開していたが、2000年5月に約15億円を投じて「ホテルマーレたかた」を開業。以後はホテル経営を主業として事業を展開していた。同ホテルは結婚式場を併設しており、仕出し料理業として創業した経緯から料理に定評のあるホテルとしてレストランや宴会場も順調に稼働、「舞鶴湾とれとれセンター」「舞鶴引揚記念館」などの周辺観光施設への観光客需要も取り込み、ピークとなる2007年7月期には約7億円の年間売上高を計上していた。
しかし最近は、地元企業の経費削減に伴う宴会需要の低下やブライダル事業の苦戦が響き、2017年9月期の年間売上高は約5億5000万円にまで減少。ホテル建設時の投資負担が重く、ホテルの採算性が低かったことから先行きの見通しが立たなかったこともあり、2018年6月14日に民事再生法の適用を申請。同年7月10日に民事再生の開始決定を受けていた。
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