福岡市中央区の健康食品販売「株式会社美研」他1社に破産開始決定 健康食品「神草丸」の販売で業務停止命令受ける

官報(平成31年4月12日 号外第75号)によると、福岡市中央区舞鶴の「株式会社美研」(代表取締役:齋藤 格)と子会社の「株式会社ハッピーママ」(同代表)は3月26日、福岡地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けた。事件番号は平成31年(フ)第390号・391号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和元年6月14日午後1時30分、破産管財人には福井慎一郎弁護士(福岡セントラル法律事務所、福岡市博多区住吉2-2-1、電話:092-260-8211)が選任されている。負債総額はデータマックスによると美研が約12億円、ハッピーママが約14億円(うち12億円は美研の連帯保証債務)となっている。なお、浄水器などレンタル・リースの美研(大阪市中央区)とは資本・人的とも関係はない。

美研は1982年4月に設立されたミネラルウォーターの製造・販売及び化粧品・健康食品の販売を事業とする会社。設立当初はスカルプケアのパイオニアとして知られる仏・ジョジアンヌ・ロールと提携するエステサロン経営を主業としていたが、2007年に事業開始し、2008年に発売したボトルドウォーター「豊潤水」がモンドセレクション最高金賞を複数回受賞するなど好評を博したことから事業の主軸を健康食品の販売に移し、ヒュウガトウキ葉を主成分とする健康食品「神草丸(しんそうがん)」や十六種類の雑穀をブレンドした「手のべ雑穀麺」などの健康食品の通信販売を主力事業として展開していた。しかし、2012年2月に神草丸の電話勧誘販売において不実告知、迷惑勧誘など複数の特定商取引法違反が発覚し、3ヶ月の業務停止命令を受けたため、信用が悪化。2015年にはエステ事業を他社に譲渡するなど業容を縮小させていた。

ハッピーママは2012年5月に設立された健康食品販売会社。前述の特商法違反により美研での事業継続に疑義が生じていた時期の設立のため、親会社の一部従業員の受け皿として機能し、販売する健康食品も「日向トウキEX」「日向トウキプラセンタ」などヒュウガトウキ葉を主成分とするものをラインアップしていた。なお、同社事業については2018年に設立された株式会社エイチエム(同所、代表取締役:岩男 しおり)が同年8月に承継している模様。

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■関連リンク
株式会社エイチエム
http://www.hm-family.co.jp/

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