同社は1967年に開業した温泉旅館「奈良パークホテル」の運営会社。同旅館は阪奈道路に面した5階建・35部屋で、同市内では数少ない温泉露天風呂を有するほか、奈良時代の宮廷料理を再現した「天平の宴」を売りとしている。また、JRや近鉄の駅からも比較的近く、ビジネスとしての利用においても利便性が高いといわれている。今回の新設分割では、旧社の商号を株式会社大和に変更し、所在地も弁護士事務所が複数所在する東京都中央区八重洲2丁目8番7号に変更するなど、旧社については今後、清算処理に移行するものと思われる。
なお、2019年4月1日、株式会社奈良パーク(新社)は、国内外に50か所以上のホテル・旅館を有する株式会社呉竹荘(浜松市)が全株式を約5億2000万円で取得し、完全子会社化しており、同旅館についても同ホテルチェーンの一員として事業を展開している。なお、日本経済新聞の報道*1 によると、呉竹荘では、初年度の売上を約5億8000万円と見込んでいるという。
*1:呉竹荘、奈良に進出 地元ホテルを買収(日本経済新聞、2019年4月12日)
■関連リンク
奈良の温泉旅館 宝来温泉 奈良パークホテル
http://www.narapark.jp/
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