富山県高岡市の住宅建設業「株式会社マルワハウス」に破産開始決定

官報（平成31年4月22日 号外第34号）によると、富山県高岡市の「株式会社マルワハウス」（代表取締役：奥村 和成）は2月8日、富山地方裁判所高岡支部から破産手続きの開始決定を受けた。事件番号は平成31年（フ）第21号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和元年5月16日午前10時30分、破産管財人には谷口 央弁護士（鍛治法律事務所、富山県高岡市中川本町8-1、電話：0766-25-3123）が選任されている。負債額は約2億7000万円。

同社は1976年に建材販売業として創業し、1980年5月に法人改組した住宅建設業者。住宅建築の請負を主体とする事業展開を行い、新築・増改築を合わせて約300棟の実績を持っていた。近年は経済産業省が補助事業を進めている太陽光発電パネルを備えたZEH（ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス）の建設を中心に事業を展開。最大約3億円の地盤保証などを謳うスーパージオ工法を富山県内で唯一採用するなど、ハイスペック住宅の提案・販売・施工を行っていた。しかし、売上自体は伸長したものの、前述の特殊工法の採用などから利益が伴わなかったため、資金繰りが悪化し、今回の事態となったという。

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