ホクセツは1983年1月に創業し、1989年7月に法人改組した清掃業者。店舗・事務所やマンションなどの清掃業務を主業に、清掃用具・洗剤などの消耗品の販売を手掛け、コンビニエンスストアを中心に外食チェーンやビルメンテナンス業者から受注を確保し、ピークとなる2007年6月期には約6億3600万円の年間収入高を計上していた。
しかし、翌期にはコンビニエンスストアからの受注激減や、床材の技術革新による清掃機会の減少などから売上が急減。このため弁当デリバリーのFC店に加盟し、複数の店舗を運営して業績改善に取り組んだものの奏功せず、2008年6月期の年間売上高は1億7258万円にまで落ち込んでいた。その後、融資を要請していた金融機関の合併による融資方針の変更や、そもそも運転資金を借入金に依存していたことから資金繰りが急速に悪化。2009年2月には再度の資金ショートにより銀行取引停止となったため事業を停止。債務整理を進めてきたが、返済のめどが立たなくなったため今回の事態となったという。
関連のシンメンは1992年8月に設立。当初はホクセツ向けに清掃用具や消耗品の仕入れ窓口会社として機能していたが、大手コンビニから清掃業務を受注したことによりホクセツと同事業形態となり、2007年8月期には約3億8200万円の年間収入高を計上していた。しかし、その後はホクセツと同様に売上が落ち込み、2008年8月期には8238万円に急減したため、ホクセツとともに事業を停止していた。
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