東京都中央区のカルチャースクール運営「悦文株式会社」に破産開始決定 「はれのひ」問題が間接的に影響か

信用調査大手の東京商工リサーチ及び官報(第7452号)によると、東京都中央区日本橋人形町の「悦文株式会社」(代表取締役:新岡淳)は1月11日、福岡地方裁判所に自己破産を申請し2月6日、破産手続きの開始決定を受けた。事件番号は平成31年(フ)第10号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は平成31年4月22日午後1時30分、破産管財人には服部博之弁護士(弁護士法人金子法律事務所、福岡県福岡市中央区赤坂1-6-11 赤坂コートビル2階、電話:092-712-0070)が選任されている。

同社は2006年6月に設立されたカルチャースクールの運営会社。「悦文カルチャーサービス」の屋号で、東京のほか名古屋、大阪、福岡に拠点を置き、着物の着付けやお茶の入門スクール、各種の作法についてのカルチャースクールを運営。月1500円、3ヶ月で着付けの習得が出来ることを売りにしており、着付け教室に参加した生徒を対象に呉服や関連書籍の販売を行っていたが、教室参加者の拡大を目的とした自社主催のイベントの集客が想定を下回るなど、余裕のない経営状況にあったという。

このようななか、2018年1月に経営破綻した「はれのひ」問題による呉服業界のイメージダウンや天候不順による着付け教室の開催数減少から売上が激減。2018年12月末の支払いが不能となったことから事業を停止し、今回の事態となったという。

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