愛媛県西条市のスーパー経営「株式会社ヤマサンセンター」に破産開始決定

信用調査大手の東京経済及び官報(第7445号)によると、愛媛県西条市の「株式会社ヤマサンセンター」(代表取締役:近藤明)は1月31日、松山地方裁判所西条支部から破産手続きの開始決定を受けた。事件番号は平成30年(フ)第136号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は平成31年5月14日午後2時30分、破産管財人には宮内哲彦弁護士(宮内法律事務所、愛媛県西条市明屋敷651-4 エムズビル3階、電話:0897-52-1918)が選任されている。負債額は約12億円から17億円。

同社は1960年に日用雑貨品販売業として創業し、1975年9月に法人改組したスーパーマーケットの経営会社。西条市をメインに店舗展開を行い、ピーク時には総合スーパーと食品スーパーを合わせて7店舗を展開、1997年8月期には約42億円の年間売上高を計上していた。しかし、その後は近隣にダイレックスやディオなどの大型量販店が出店したことで競争が激化し、業績が低迷。2013年6月に現代表の近藤氏が新社長として就任し、不採算店舗の閉鎖などの経営改善策を図り、4店舗での運営体制となっていた。しかし、経営改善策が奏功せず2018年8月期の年間売上高は約19億円にまで縮小、今後の先行きが見通せないとして2018年12月10日に事業を停止していた。

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