ベクター【2656】は3月20日、同日開催した取締役会において、オンラインゲーム事業を譲渡することを決議したと発表した。譲渡先及び譲渡価格は未定となっており、現在、全タイトルのサービス継続を前提として開発会社及び引受先企業と交渉中だとしている。
同社のリリースによると、同社のオンラインゲーム事業は2006年に開始し、パソコン向けゲーム、携帯電話向けゲーム、スマートフォン向けゲーム等で事業展開をしていたが、近年のスマートフォン向けゲーム市場での競争激化やパソコン向けゲーム市場の縮小などの業況の変化により、同事業の売上が減少の一途を辿っていたという。
このため同社では、新規タイトルのリリースのほか、運営コストの圧縮などにより改善を図っていたが、同社による施策では業績改善は困難と判断したことから、今回の事態となったとしている。
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