東京都港区のイベント企画・運営「株式会社マクローズ」に破産開始決定 「新・人体の不思議展」の企画・運営が主力

信用調査大手の東京商工リサーチ及び官報(平成31年2月6日 号外第23号)によると、東京都港区三田の「株式会社マクローズ」(代表取締役:山道良生)は1月23日、東京地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けた。事件番号は平成31年(フ)第207号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は平成31年4月18日午後1時30分、破産管財人には赤堀有吾弁護士(虎ノ門南法律事務所、東京都港区虎ノ門1-15-12 日本ガス協会ビル5階、電話:03-3502-6294)が選任されている。負債総額は債権者9名に対して約1億2700万円とのこと。

同社は1991年6月に設立されたイベント企画・運営会社。2002年頃から日本各地で開催された展覧会イベント「新・人体の不思議展」の企画・運営に携わっていた1社で、同展覧会の公式サイトの運営などを行い、2004年5月期には約4億5100万円の年間売上高を計上していた。

しかしその後、同イベントが中華人民共和国における法輪功弾圧や死刑囚の人体の再利用との疑惑が浮上。これらの風評被害のほか、開催地域の医師会や医療団体などの反対運動により開催件数が減少し、最終的に2012年にイベントの打ち切りが決定したことから、大幅な事業縮小を余儀なくされ、2013年には事業を停止するに至っていた。

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