福井県越前市の製紙業「株式会社上山製紙所」に破産開始決定 越前和紙を製造

官報(平成31年2月15日 号外第29号)によると、福井県越前市の「株式会社上山製紙所」(代表取締役:柳瀬彦左衛門)は2月1日、福井地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けた。事件番号は平成31年(フ)第16号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は平成31年4月23日午後1時10分、破産管財人には前波裕司弁護士(前波法律事務所、福井市春山2-2-16、電話:0776-27-4000)が選任されている。負債額は約3億6000万円とのこと。

同社は1921年に創業した製紙会社。越前和紙と呼ばれる和紙を製造しているほか、和紙を使用した撥水性・防汚性の高い壁紙や襖、折り紙などの和紙製品を製造・販売していた。1989年に約18畳分の越前大鵬紙を漉き、ギネスブックに登録されたことや、建築家ガウディ、漫画家井上雄彦による特別展の大型和紙を漉いたことなどが話題となっていた。また近年はランチョンマットや便箋などの雑貨や小物の製造・販売も手掛けていた。

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