東京都千代田区のクラウドサービス開発・運営「株式会社ブレスサービス」に破産開始決定 「FUNDINNO」の投資案件では初の経営破綻

官報(平成31年2月14日 号外第28号)によると、東京都千代田区神田佐久間町の「株式会社ブレスサービス」(代表取締役:井本英志)は1月30日、東京地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けた。事件番号は平成31年(フ)第296号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は平成31年4月26日午後1時30分、破産管財人には新保勇一弁護士(西村あさひ法律事務所、東京都千代田区大手町1-1-2 大手門タワー、電話:03-6250-6451)が選任されている。

同社は2010年6月に設立されたスマートフォンを対象としたクラウドサービスの開発・運営会社。スマートフォン向けプッシュ通知ASPサービス「CORE PUSH」を開発し、600社へ提供。その実績を元に新規サービスの開発費用を日本クラウドキャピタルが運営する株式投資型クラウドファンディング「FUNDINNO」やVCなどから資金を調達し、プッシュ通知のビッグデータ検索システム「NOTIVER」やプッシュ通知を可視化するプッシュ通知の競合分析・ASOサービス「CORE INTELLIGENCE」を開発していた。2018年5月から6月にかけてこれらのサービスをリリースしたが、売上の進捗が想定を下回るなど、新サービスの開発完了時点で運転資金が不足する事態となり、金融機関やVCなどを対象とした追加の資金調達を試みたが奏功しなかったため、今回の事態となったという。なお、同社の破綻は「FUNDINNO」による投資先企業としては初だという。

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