同社は1949年5月に「東邦精機株式会社」として設立された事務機器メーカー。1928年に鈴木商店として創業し、1943年に内田洋行【8057】の出資により設立されたトーホー株式会社を前身としており、印刷用ナンバリング機器やカード加工機、貴重品管理庫などのセキュリティ製品を取扱っていた。印刷ジャーナルの報道*2 によれば最盛期には約25億8000万円の年間売上高を計上していたが、その後は印刷機を取り扱うメーカーの設備投資抑制による市場縮小から2018年3月期には年間売上高が約3億8000万円にまで縮小。同年9月には横浜市により本社不動産の差押が確認されるなど資金繰りの厳しさが表面化し、11月頃には事業を停止していたという。
*1:東邦プリンテック、破産手続開始 手押しナンバリング機製造(Yahoo!ニュース、カナロコ by 神奈川新聞、2018年12月20日 20:10)
*2:東邦プリンテック(神奈川)、再度の資金ショート-負債推定5億円(印刷ジャーナル、2018年12月10日)
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