電通【4324】は1月16日、NTTドコモ【9437】との間で、両社の経営資源を活用し、デジタルOOH(Out Of Home)広告の配信プラットフォームの運営および広告媒体の開拓、広告枠の販売事業を行う新会社「株式会社LIVE BOARD(ライブボード)」を設立することで合意したと発表した。新会社設立は2019年2月を予定しており、出資比率はドコモ51%、電通49%で、従業員数は12名程度を予定しているという。また、代表取締役社長には電通出身の神内一郎氏が就任する予定だとしている。
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ライブボードが展開するDOOH事業の概要 |
両社のプレスリリースによると、新設するライブボード社は複数のデジタルOOH媒体を横断して複数の広告主が購入できるオンラインのプラットフォームを構築・運営し、同広告市場において日本初となるインプレッションに基づく広告枠の販売を行う予定だという。具体的にはNTTドコモが有する携帯電話ネットワークの運用データを基にした人口統計「モバイル空間統計R」などのデータを活用し、曜日や時間帯ごとに広告設置場所周辺にいた性別・年代等セグメントごとの人数を可視化することで、ターゲットに応じた最適な広告枠の販売を行うという。
また、デジタルサイネージなどのデジタルOOH媒体と通行者が持つスマートフォンが連動するタイプのOOH広告など、新たな付加価値のある広告商品の開発・提供を行い、今後展開される予定の5G回線を活用した高画質・低遅延での広告動画伝送の実現を目指すとしている。
■新会社の概要
会社名:株式会社LIVE BOARD(ライブボード)
代表者:代表取締役社長 神内 一郎
所在地:東京都渋谷区(予定)
出資金:50億円(資本金 25億円、資本準備金 25億円)
出資比率:ドコモ:51% 電通:49%
設立年月日:2019年2月(予定)
従業員数:12名程度
主な事業内容:
・DOOH広告の配信プラットフォームの運営
・DOOH広告媒体の開拓
・DOOH広告枠の販売
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