浜松市中区の再生油製造・販売「株式会社細川商店」に破産開始決定 新工場建設も需要獲得できず

官報(第7413号)によると、浜松市中区の「株式会社細川商店」(代表取締役:細川康弘)は12月10日、静岡地方裁判所浜松支部から破産手続きの開始決定を受けた。事件番号は平成30年(フ)第41号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は平成31年3月13日午後2時、破産債権の届出期間は平成31年1月15日迄となっている。また、破産管財人には原道也弁護士(弁護士法人原総合法律事務所、静岡県浜松市中区鴨江3-7-12、電話:053-453-2743)が選任されている。負債総額は静岡商工データによると約8億5200万円とのこと。

同社は1995年3月に設立された再生油製造・販売、葬祭業などを事業とする会社。設立当初は地元の冠婚葬祭業者を対象とした生花販売を主体に葬祭業を手掛けていたが、同業他社との競争により業績が伸び悩んだことから2008年に環境改善事業として船舶から出る廃油を再生処理した再生油の製造を開始。その後、同事業は同社の主業となるにまで成長、これを受け、2016年には約5億円を投じて浜松市天竜区に工場を新設し、再生油精製能力を年間6万キロリットルと、それまでの約5倍にまで引き上げていた。

同社では工場の新設に当たって大型船舶の船主などの需要取り込みを狙っていたが、想定通りの需要獲得には至らず、設備投資負担が重荷となって資金繰りが逼迫する状態となっていた。

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