三菱重工業、三菱航空機の資本政策を発表 1700億円の増資と500億円の債権放棄で債務超過解消へ

三菱重工業【7011】は10月31日、連結子会社で航空機開発・販売の三菱航空機株式会社(愛知県西春日井郡)に係わる資本政策を策定し、発表した。なお、同社は子会社の経営成績及び財政状態を連結財務諸表に随時反映しているため、今回の資本政策についても同社の連結業績への影響はないとしている。

同社リリースによると、三菱航空機はリージョナルジェット機「MRJ」の初号機引渡しに向けて開発に取り組んでいるが、2018年3月末時点で1,100億円の債務超過に陥っているという。このため、三菱航空機の資本を充実させることを目的として、同社が全ての募集株式を引き受ける形での1,700億円の増資を行うとともに、同社による融資債権のうち500億円分を債権放棄するという。これにより、三菱航空機は債務超過を解消するとともに、MRJ開発継続のための一定の資金確保ができるという。また、今回の増資により、三菱航空機の持分比率は増資前の64.0%から86.7%に増加するとしている。


■関連リンク
当社連結子会社の資本政策に関するお知らせ|三菱重工
https://www.mhi.com/jp/news/story/1810315977.html

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