紀伊國屋書店、在庫検索端末「KINOナビ」のシステムをPC・スマホから利用可能に

紀伊國屋書店（東京都目黒区）は10月18日、店内に設置している在庫検索端末「KINOナビ」のシステムを、PCやスマートフォンからアクセスできるように開放したと発表した。利用は無料。

「KINOナビ」は単品管理システムと連動して1999年から稼働を開始した同書店の店頭在庫検索端末。2012年にポイントサービス「Kinokuniya Point Card」と連携してポイントの残高やランク情報の照会が行えるようになったほか、2018年7月にはKinokuniya Point Card会員であれば端末を操作して書籍の取り寄せ注文ができる「KINOナビお取り寄せサービス」が利用できるようになっていた。

今回の機能開放では、端末の位置情報や都道府県別一覧から利用する店舗を選択して、書籍のタイトルや著者名から目的の本を探すことができるようになった。店舗に在庫がある場合は、棚ごとに付けられた棚番号とフロア内の位置を示す地図が表示され、収蔵されている場所を知ることができるという。これにより、店舗内で探し回ったり、店員に尋ねたりしなくともスムーズに目的の書籍を入手できるようになるとしている。