官報(7333号)によると、奈良県香芝市の「株式会社ジャパントラベルステーション」(代表取締役:井村善平)は8月10日、奈良地方裁判所葛城支部から破産手続きの開始決定を受けた。事件番号は平成30年(フ)第138号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は平成30年10月29日午前10時、破産管財人には西田尚造弁護士(そらみつ法律事務所、奈良県奈良市高天市町11 高天飯田ビル501、電話:0742-27-8008)が選任されている。観光産業の専門ニュースサイト「トラベルボイス」の報道によると、負債額は債権者4名に対し、1億1417万円だという。
*1
同社は2004年10月に設立された第3種旅行業者。奈良県内に4店舗ほどを展開し、JTBや近畿日本ツーリストなど、大手旅行会社が企画したパッケージツアーを販売するほか、国内外の格安航空券やJR切符などの手配を行い、2016年9月期には約2億4000万円の年間売上高を計上していたが、従前より採算性は低調で、同年10月には再度の資金ショートを起こすなど、経営状況の悪さを露呈していた。
*1:
奈良県の旅行業「ジャパントラベルステーション」が破産開始、負債総額は約1億円(2018年8月27日、トラベルボイス)
コメントを投稿
削除申請等の場合は本人確認が可能な個人情報の入力が必要です。匿名での申請は受け付けておりません。