アニメ『ハイスクール・フリート』など制作のプロダクションアイムズが経営破綻 破産手続きを念頭とする法的整理へ

信用調査大手の東京商工リサーチによると、東京都練馬区中村の「株式会社プロダクションアイムズ」(代表取締役:松嵜義之)は6月7日付で債務整理を小林公明弁護士(みなつき法律事務所、東京都千代田区麹町4-1-5 麹町志村ビル5階、電話:03-5214-3585)ほか1名に委任したことがわかった。同社によると、破産手続きを念頭においた法的整理を視野に入れているという。負債額は現在調査中とのこと。

同社は2013年2月に設立されたアニメーションの制作スタジオ。設立の翌年に放送された『いなり、こんこん、恋いろは。』から元請でのアニメ制作を開始し、人気ライトノベルを原作とする『新妹魔王の契約者』、『デート・ア・ライブ』シリーズや『ハイスクール・フリート』といった作品を手掛けていた。最近では2018年1月から3月にかけて放送された『たくのみ。』の制作を手掛けていた。

しかし、制作費用や下請業者への支払いなど資金需要が増すなかで売上が伸び悩んだことから資金繰りが悪化しており、アニメーターへの支払い遅延などが発生。昨年12月には光が丘に所在するスタジオを引き払うなど、事業規模を縮小するなどして、固定費削減に努めていたが、資金繰りが限界に達したことから今回の事態になったという。

なお、劇場版アニメの制作が発表された『ハイスクール・フリート』だが、劇場版の製作は同業のA-1 Picturesが担当しているため、影響はない模様だ。

コメントを投稿

コメントを投稿

削除申請等の場合は本人確認が可能な個人情報の入力が必要です。匿名での申請は受け付けておりません。

Powered by Blogger.