今回買収する塩谷硝子株式会社は1968年1月に設立された硝子製品メーカー。医療用の硝子製品(アンプル、バイアル)を主力とするほか、建設現場で使用される硝子製品(アンカー)を製造し、大手企業との取引実績を有するなど、安定した事業基盤を有している。近年は医療用のガラス管を材料とした食品用ビンや花器、小物雑貨としてのびん加工なども展開しており、直近の2018年2月期は年間売上高約6億2500万円、営業損失約5200万円、経常損失約2700万円を計上している。
今回の買収は、買収額に対して潤沢な資産を有する企業を買収し、経営合理化などの施策により、経営を安定化させることで継続的な収益を確保する同社のM&A戦略のうちの戦略Cタイプに近いものとして取り扱われるという。ただ、これまで戦略Cとして扱われた企業とは異なり、塩谷硝子は最近3期連続で赤字を計上する状態となっているため、買収後は早急な黒字化を目指すとしている。
■関連リンク
塩谷硝子株式会社(春日井市)
http://www.sgn-net.co.jp/
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