モリタホールディングス【6455】傘下の消防車メーカー大手「株式会社モリタ」(大阪市中央区)は5月10日、2017年3月に施行された改正道路交通法に対応した「普通免許対応 車両重量3.5t未満CD-Ⅰ型消防ポンプ自動車 ミラクルLight」と北欧子会社と共同開発した「多目的消防ポンプ自動車 MVF21 (MORITA VARIOUS FIGHTER 21)」を開発したと発表した。同製品は、5月31日から6月3日にかけて東京ビッグサイトにて開催される「東京国際消防防災展2018」に出展されるという。
「普通免許対応 車両重量3.5t未満CD-Ⅰ型消防ポンプ自動車 ミラクルLight」は改正道路交通法における普通免許の車両重量に対応した国内初、かつ現段階では国内唯一のCD-Ⅰ型消防ポンプ自動車。小型でスマートなデザインながら、排出ガス規制値をクリアしたシャシを使用し、消防ポンプ自動車に必要な動力取出し装置を新たに設けることで、A-2級ホンプ性能を実現しているという。
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MVF21 |
もうひとつの「MVF21」は現在、全国各地の自治体に導入されている消火・救助・資機材収納という様々な役割を果たしている「13mブーム付多目的消防ポンプ車MVF」の基本設計を継承し、さらに進化させた多目的消防ポンプ自動車。従来車種が搭載していたブームが13m長なのに対し、「MVF21」では21mのブームを搭載することにより、より高所での作業が可能になっているという。また、同じくモリタHD傘下のBronto Skylift Oy Ab(本社:フィンランド)とモリタのそれぞれが有する技術を組み合わせることにより、国内初となる最大400kg対応のバスケットを搭載し、車椅子を必要とする要救助者の救助活動を上乗した状態で可能とするこれまでにない仕様となっているという。
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