今回、機能性表示食品として発売された神授米(しんじゅまい)は、同社が従来販売している神授米のGABA含有量(8~10mg/100g)よりも高い数値(13~15mg/100g)を出した商品。アミノ酸の一種であるGABA(γ-アミノ酪酸)は中枢神経系における抑制性神経伝達物質で、ストレスの軽減や血圧を下げる働きがあることが報告されている機能性表示成分。この成分を含んだ穀類製品は以前から存在していたものの、発芽玄米の胚芽や糠層など、比較的表層に近い部分でGABAを富化しているため、無洗米として販売されているものがほとんどで、また、水に浸漬させる過程で雑菌が繁殖し、異臭や味の劣化の原因となることが問題となっていたという。
しかし、同社の神授米は特許取得した栄養富化米製造方法、栄養富化穀物製造装置及びそれを備えた穀物乾燥施設によって発芽させることなく、胚乳部分に米由来のGABAを富化させるため、雑菌の繁殖の可能性を低減させているという。そのため、味はほのかな甘みがあり、食感ももっちりしているほか、冷めても食味が変化しにくいとしている。
■商品概要
商品名:神授米
機能性届出表示:本品には、GABAが含まれます。GABAは、血圧が高めな方に適した機能があることが報告されています。
機能性表示届出日:2017年11月24日
届出番号:C321
1日推奨摂取量:150g(1袋内容量300g)
機能性成分:1日推奨摂取量150g中にGABA15.3mg
含有する主な栄養素(150gあたり):脂質1.4g、糖質120.5g(炭水化物120.3g)、ナトリウム検出せず(食塩相当量0.0g)
(試験依頼先:(一財)日本食品分析センター)
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