共同通信傘下の共同通信社、産業調査大手の矢野経済研究所を子会社化

日本を代表する通信社「一般社団法人共同通信」（東京都港区）傘下で企業PR支援事業や出版事業などを展開する株式会社共同通信社（東京都港区、以下KK共同）は3月30日、グループ会社と共同で産業調査会社大手の「株式会社矢野経済研究所」（東京都中野区）の株式の64％を取得し、子会社化したと発表した。買収額は非公表。

今回の買収は矢野経済研究所の有する蓄積された調査のノウハウや膨大な規模の市場情報と同社のサービスを組み合わせることにより、新規事業の開拓などを通じた共同通信グループ全体の成長につなげていくためのものだという。なお、具体的な買収手法としては、同社と同社子会社であるクォンツ・リサーチ株式会社（東京都港区）が共同で矢野経済研究所の全株式を保有する持株会社「ヤノホールディングス株式会社」（東京都千代田区）の発行済み株式の64％を取得する形だったとしている。