大和ハウス工業【1925】は3月28日、2016年7月に千葉県流山市で着工した大型マルチテナント型物流施設「DPL流山Ⅰ」が竣工したと発表した。今後、5月1日に本格的な稼働を開始するとしている。
「DPL流山Ⅰ」は、働き方改革の支援として、テナント企業の従業員専用の約40名を受け入れ可能な保育施設やカフェテリア、コンビニエンスストアを完備し、「職育近接」を実現していることが特徴の大型マルチテナント型物流施設。地震の揺れを最大で約8分の1に軽減する免震システムや非常用自家発電機を設置するなど、BCP(事業継続計画)にも対応した防災配慮設計を施しているという。また、物流業界の人手不足や人件費の高騰を背景に、物流の効率化・自動化を実現するため、8月以降、AIやロボットなどの最新技術を導入した物流オペレーションの提案を行うなど、作業効率を最大限に高めることが可能な次世代型多機能物流施設でもあるとしている。
交通アクセス面では、常磐自動車道「流山インターチェンジ」から約2.7kmと近接し、首都圏から広域には東日本全域までアクセスできる場所に位置しているという。このため、「成田国際空港」や「東京国際空港」といった空路や「東京港」などの海路へのアクセスも可能で、国内外への物流をカバーすることができるとしている。また、従業員の交通アクセスとしても、東武アーバンパークライン「江戸川台駅」と同施設を繋ぐ専用巡回バスが運行予定となっているため、人員募集の際にも不利になることはないとしている。
■施設概要
名称:「DPL流山Ⅰ」
所在地:千葉県流山市大字西深井1514番1他
交通:常磐自動車道「流山インターチェンジ」より約2.7km
敷地面積:66,580.69㎡(20,139.35坪)
延床面積:141,315.73㎡(42,748.01坪)
賃貸面積:124,105.04㎡(37,541.76坪)(1フロアの面積は、約30,500㎡~約32,500㎡)
構造・規模:PC造一部S造(プレキャスト・プレストコンクリート造一部鉄骨造) 地上4階建て
建物用途:マルチテナント型物流センター
建築主:株式会社流山共同開発
総合計画:大和ハウス工業株式会社
設計:株式会社フクダ・アンド・パートナーズ
施工:髙松・青木あすなろ特定建設工事共同企業体
着工日:2016年7月21日
竣工:2018年3月28日
稼働開始日:2018年5月1日
お問い合わせ先:大和ハウス工業株式会社 東京本店建築事業部 TEL:03-5214-2200
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