京浜急行電鉄、オフィスバンクから女性向けシェアハウス事業展開の「Rバンク」を取得へ

京浜急行電鉄【9006】は3月14日、同日開催された取締役会において株式会社オフィスバンク（東京都渋谷区）から同社関連会社の株式会社Rバンク（東京都渋谷区）の発行済み株式の78.75％にあたる1,575株を取得し、子会社化することを決議したと発表した。取得額は非公表で、株式譲渡は4月2日を予定している。また、今回の買収による決算への影響は軽微としている。

今回の買収は、京急電鉄が2016年に策定した「京急グループ総合経営計画」の「中期経営計画（2016～2020年度）」の事業戦略の重点テーマのひとつとして掲げている「賃貸事業・マンション分譲事業の戦略的展開」に基づくもの。Rバンクは「yokohama 花月園倶楽部」をはじめとした、女性向けシェアハウス事業や、元女子寮を一棟丸ごとリノベーションした「東京シェア＋」などのリノベーション事業していることから、Rバンクを取り込むことで、これまで同社グループには存在しなかったビジネスモデルの確立などが見込め、リノベーション事業および不動産に関するコンサルティング事業の強化による沿線活性化が期待できるとしている。