株式会社オトバンク(東京都文京区)は3月20日、同社が運営する日本最大級のオーディオブック配信サービス「FeBe」について3月19日に全面リニューアルを実施し、3月20日から新サービス「audiobook.jp」として提供を開始した。なお、FeBeに登録していたユーザーは手続き等は不要で、これまでのメールアドレス・パスワードを使い続けることができるとしている。
同社がこれまで運営していた「FeBe」では、(シリーズものの一括購入を除いて)1冊ごとの個別購入となっていたが、リニューアル後は月額750円(初回30日間は無料)で全2万3千点のうち対象の1万点が聴き放題となる“オーディオブック聴き放題プラン”を追加し、利用頻度にあわせてより自由にオーディオブックを楽しめるように変更を行っている。また、今後は日本経済新聞の主要ニュースを音声で聞くことができる「聴く日経」も同プランの対象に追加する予定だとしている。
また、今後の展望としてはスマートスピーカー*1が普及していくことを想定し、各種のスマートスピーカーへの対応を行うほか、コンテンツホルダーと協力し、同サービスのオリジナルコンテンツの制作を企画しているという。同社としては、2017年に登録者数が30万人を突破するなど、急速にオーディオブックの需要が拡大していることを追い風に、普及スピードをより加速させ「本を聴く」文化をさらに広げていきたいとしている。
*1:日本国内ではマスコミ報道の結果、AIスピーカーという呼称がなされているIoT端末。
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