東京都中野区の映像制作会社「有限会社マニュスクリプト」に破産開始決定 Androidアプリ「カレログ」で話題に

信用調査大手の東京商工リサーチによると、東京都中野区東中野の「有限会社マニュスクリプト」(代表取締役:三浦義則)は1月5日、東京地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けた。破産管財人には齋藤理英弁護士(齋藤綜合法律事務所、東京都港区芝公園3丁目1番4号 中田ビル3階、電話:03-5776-5921)が選任されている。負債総額は約4000万円とのこと。

同社は1999年1月に設立された映像制作会社。当初は出版社として事業を開始し、パソコンやゲームの関連書籍・ムック本などを発売していたほか、同業他社向けのコンテンツCD/DVDの作成や、東映ビデオなどを顧客とする映像作品の制作を主業としつつ、ウェブ関連に強い講師の派遣やスマートフォン向けの各種アプリの開発などを行っていた。

しかし、2011年8月にリリースしたAndroid向けアプリ「カレログ」が観察対象のスマートフォンの電池残量や位置情報の閲覧機能を有していたことからプライバシーの面でも問題となり、一部バージョンがマカフィー製のウイルス対策アプリによりPUP「Android/Logkare.A」として検出対象となるなど社会問題化。このため、同アプリの仕様変更や有料会員制度の廃止などの対策を講じていたが、2012年10月に同アプリの提供を終了するなど事業が計画通りに進まない状態となっていた。その後も類似アプリ「カレピコ」をリリースするなどしていたが、本業の映像制作や出版が不振の状態となり、脆弱な財務内容から資金繰りの維持が不可能となったことから今回の事態となったという。

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