官報(7161号)によると、浜松市中区尾張町の「株式会社コダマキカイ」(代表取締役:児玉宏)は11月30日、静岡地方裁判所浜松支部から破産手続きの開始決定を受けた。事件番号は平成29年(フ)第461号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は平成30年2月20日午後1時30分、破産債権の届出期間は平成30年1月9日までとなっている。また、破産管財人には村越啓悦弁護士(村越法律事務所、静岡県浜松市中区鍛冶町140-4 浜松Aビル3階、電話:053-450-4250)が選任されている。負債総額は静岡商工データによると平成28年7月期時点で約1億1200万円。
同社は1957年に創業し、1971年2月に法人化した機械工具卸売業者。浜松市を中心に静岡県西部の製造業者などに機械工具を販売していた。しかし、同業態社との競争が激化したことや顧客からのコストダウン要求から収益が低迷。さらに、顧客の製造拠点の海外移転やリーマン・ショック後の市況低迷から、収益の改善が進まない状況が続いていた。このため、2016年7月28日に事業を停止し、事後処理を弁護士に一任して自己破産申請の準備に入っていた。
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