今回の法人設立の目的は、広大な土地、現代社会の在り方に合わせ、大規模な農業施設・技術にとらわれない「安心」「安全」な農業の手法を確立するとともに、若い世代の農業への参入支援を行い、同社などが保有するIT技術・IoTデバイスを用いてブロックチェーンを用いて食品流通の仕組みをよりスムーズ・安全に整えるなどといった省力化を行うことで、6次産業化を目指すというものだという。
この新たな農業事業の第一弾プロジェクトとして、今夏から長野県駒ヶ根市で「タモギタケ」の試験生産を開始していたという。この取り組みは地域創生・活性化の一翼として長野日報に取り上げられるなど、地域の協力も得られ、順調に推移したことから、「生」のタモギタケと「乾燥」タモギタケのラインナップを準備しての販売に踏み切ることになったという。
販売展開としては、まず地元の飲食店・飲食事業者への卸売を中心として展開し、ネット上での個人への通信販売などの展開準備を進めているという。また、抗酸化成分「エルゴチオネイン」やベータグルカンなどの老化防止の成分が多く含まれているとされていることから、健康食品・サプリメントとしての加工販売も検討しているという。
■関連記事
空き店舗でキノコ栽培 IT企業が駒ケ根で(長野日報、2017年7月4日)
http://www.nagano-np.co.jp/articles/19010
■関連リンク
アグリデザイン株式会社
https://www.agridesign.jp
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