大阪府高槻市の食品卸「カネトミ商事株式会社」が解散 ヤマエ久野と事業統合、現在は関西支社に

官報(平成29年9月4日 号外第190号)によると、大阪府高槻市の「カネトミ商事株式会社」(代表清算人:長野裕文)は、平成29年8月31日付で法人を解散したと発表した。

同社は1910年に個人商店として創業し、1956年4月にカネトミ乾物株式会社として法人化した食品卸売業者。当初は乾物を中心とした小売業者だったが、1962年に現商号に商号変更した後はそれまでの乾物・ギフト品に加え、生鮮食品についても取り扱いを開始。一般人も利用可能な現金問屋「東部C&C」のほか、スーパー「ちゃんばー門真店」(後に生鮮門真市場に屋号を変更し、2015年2月に閉店。現在は神戸物産が展開する業務スーパー大和田店が所在している)の経営も行い、2004年3月期には340億8700万円の年間売上高を計上していた。その後、ヤマエ久野【8108】が関西における事業基盤の強化を目的として同社の株式を伊藤忠食品から取得し、完全子会社化していた。

今回の法人解散は同社が2016年10月にヤマエ久野の関西各事業所と事業統合したことに伴うもので、現在は同社所在地にヤマエ久野の関西支社が存在し、事業活動を展開している。

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