富士フィルムメディカル、キタムラから医療機器販売会社「キタムラメディカル」を買収

富士フイルムメディカル株式会社（東京都港区）は9月28日、株式会社キタムラ【2719】の完全子会社で、医療関連機器販売の株式会社キタムラメディカル（香川県高松市）を子会社化することを決定し、同日キタムラと買収契約を締結した。株式譲渡は10月31日に実施される。買収額は非公表だが、キタムラのプレスリリースでは本件に関して2018年3月期第3四半期連結会計期間に関係会社株式売却益として、約７億円の特別利益を計上するとしている。

今回の買収は、富士フィルムメディカルが四国地域における医療機器の販売体制を強化するため、キタムラ側が写真の新たな楽しみ方を可能とするビジネスモデルの早期確立のために経営資源を効率的に活用し、事業展開を加速することを目的としているという。

キタムラメディカルは1955年にキタムラのメディカル事業部門として創業し、2004年10月に会社分割により設立された医療機器販売会社。富士フイルムメディカルを中心にキヤノンマーケティングジャパン、パナソニックヘルスケアなどから医療機器を仕入れ、官公庁や各種医療機関などに販売。2017年3月期の売上高約51億8800万円、経常利益2億1900万円を計上している。

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