メディパルホールディングス、JCRファーマと業務資本提携   10月下旬にJCRファーマを持分法適用会社へ

株式会社メディパルホールディングス【7459】とJCRファーマ株式会社【4552】は21日、両社で開催された取締役会において、業務資本提携を行うことを決議し、業務資本提携契約を締結したと発表した。このうち、資本提携部分に関しては、メディパルがJCRファーマの筆頭株主であるGLAXO GROUP LIMITED(グラクソ・グループ・リミテッド、本社:英国ロンドン)が保有する株式の全てにあたる7,132,823株(発行済み株式の22.00%に相当)を取得し、JCRファーマを持分法適用会社とする予定となっている。株式の取得は10月下旬を予定しており、取得金額は211億8400万円(一株当たり2970円)としている。

今回の業務資本提携は、複数の開発投資契約の締結などを通して関係を深めていた両社がさらなる企業価値の向上、そして持続的な発展を図るため、これまでの提携関係を深耕してより強固なものとし、メディパルの持つ物流力および販売力、そしてJCRがもつ創薬力といったそれぞれの強みをより一層効果的、有効的に活かしていくことを目的として行われるもの。

業務提携としては両社の共同出資により米国に臨床開発に関する合弁会社を設立するための協議を進め、現在、JCRが国内で臨床開発を行っているJR-141(血液脳関門通過型ハンター症候群治療酵素製剤)および前臨床段階にある JR-162(J-Brain CargoR※適用ポンぺ病治療酵素製剤)について、早期に米国での臨床開発を開始する予定としている。また、メディパルはJCRに取締役を派遣する予定としており、その選任議案については2018年6月に開催予定のJCRの第43回定期株主総会に上程される予定だとしている。

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