この実験は、虫よけ作用があるといわれる精油のうち、「レモングラス」、「シトロネラ」、「ペパーミント」の3種類の精油について、ゴキブリに対する忌避作用があるかを確認するためもので、以下の方法で実施された。
■実験概要
対象:チャバネゴキブリ成虫 各精油あたり150匹
精油:レモングラス、シトロネラ、ペパーミント
測定方法:大きなプラスチックケース(約D30cm×W60cm×H30cm)の中に、ゴキブリが出入り可能な穴のついた小さな箱を2箱用意。片方の箱の中には精油を2滴垂らしたシャーレを置き、もう片方の箱には空のシャーレを置く。ゴキブリ50匹をプラスチックケースの中に放ち、一昼夜後にそれぞれの箱で発見されたゴキブリの数を計測する。それぞれの精油について、各3回実験を行った。
※ゴキブリは暗い場所に集まる習性があるため、暗い空間である箱の中に入ることが予想される。
その行動において、精油の有無による影響を調べることで、ゴキブリが精油を忌避する(嫌う)かどうかを判断。
実験結果(ゴキブリの発見率) |
実験の結果、レモングラス精油を置いた箱でのゴキブリの発見率は、22.3%と低くなった一方、ペパーミント精油においては、逆に精油ありの箱のゴキブリ発見率が69.2%と高くなってしまったとしている。
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