ドトールコーヒー、飲食業界初となる非正規雇用者を対象とする退職金制度をスタート

株式会社ドトールコーヒー(東京都渋谷区)は、同社直営店で働く社会保険加入の非正規雇用者を対象に、9月1日から退職金制度「パートナー退職金制度」を導入したと発表した。非正規雇用者を対象とする退職金制度の導入は国内の飲食業者としては初となる模様。

今回の施策は非正規雇用のパート・アルバイトを重要な戦力ととらえて「パートナー」と呼んでいる同社が、長期勤続がメリットを生む、さらなる福利厚生の拡充策を検討した結果、非正規雇用の従業員の地位向上と資産形成をサポートすることを目的として、退職金制度を導入することとなったという。

「パートナー退職金制度」の対象となるのは社会保険加入済みで厚生年金保険被保険者となっている勤務者のうち、ドトールコーヒーの直営店および工場、本社、地方オフィスで勤務している非正規雇用者。具体的には3ヵ月平均で週30時間以上勤務していれば対象となる。同制度は確定給付企業年金制度を利用したもので、会社負担部分掛金は毎月100円(管理手数料も別途会社負担)で、任意選択部分掛金はライフプラン給の範囲(月給の10%以内)となっている。

同社では、現場の戦力である非正規雇用者が、安心して長期にわたり働けるよう、福利厚生の充実を図り、さらなるサービスレベルの向上を目指すとしている。

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