長瀬産業、米国子会社がスペシャリティ・ケミカル販売業の「Fitz Chem Corporation」を買収 北米地域におけるスペシャリティ・ケミカル事業強化へ

長瀬産業【8012】は8月23日、同社の米国子会社「Nagase America Corporation」(本社:米国ニューヨーク州)が米国イリノイ州に本拠を置くスペシャリティ・ケミカル販売業者「Fitz Chem Corporation」の株式を取得し子会社化するための株式譲渡契約を締結したと発表した。株式取得後、Fitz Chem社は社名をFitz Chem LLCに変更し、Nagase Americaの100%子会社となるという。

Fitz Chem社は米国の中西部から南部の21州を販売地域とするスペシャリティ・ケミカルの販売業者。塗料・インキ向け原材料の販売を主力事業とし、パーソナルケア・ホームケア製品向け原材料や樹脂コンパウンド向け工業用原材料の販売などに注力しているという。今回の買収について、長瀬グループは北米地域を網羅するスペシャリティ・ケミカル・ディストリビューターとなるというNagase Americaのビジョン実現に向けた最初のステップと位置付けており、北米地域におけるスペシャリティ・ケミカル事業の強化を図っていくとしている。

■Fitz Chem社の概要
社名:Fitz Chem Corporation
代表者:Robert C. Becker
本社所在地:米国 イリノイ州アイタスカ
設立:1985年
事業内容:塗料・インキ・接着剤・樹脂コンパウンド・パーソナルケア製品向け原材料の販売
従業員数:約40名


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