「薬の使用期限を気にしない人」が50％に達していることが判明 塗り薬に至っては20年以上使えるとの回答も

栄養ドリンク「チオビタドリンク」シリーズや消炎鎮痛剤「ゼノール」シリーズなどで知られる大鵬薬品工業株式会社（東京都千代田区）は、薬の使用に関する意識・実態調査を行い、結果を公表した。

「薬の使用期限を気にしない人」はなんと半数

■調査概要
調査名：薬品の使用に関する意識・実態調査
調査期間：2017 年 4 月 6 日（木）～4 月 7 日（金）
調査対象：20～50 代男女 500 名（性別・年代別均等割付）
調査方法：インターネット調査

この調査は2017年4月6日から4月7日に20～50代の男女500名を対象にインターネット上で行ったもので、この調査結果によると、「薬の使用期限を気にしているか」という質問を行ったところ、半数が「気にしていない」と回答した。食品に関する同様な質問に対して「賞味期限を気にする」と回答した397名についても、その41％が「気にしていない」と回答するなど、食品と比べて薬の期限についてはあまり気にしていない傾向が見られたという。また、「気にしていない」とした回答者の男女比を比較したところ、女性が41％、男性が60％となり、男性の方が期限を気にしない傾向があったとしている。

次に、「塗り薬と飲み薬ではどちらのほうがより使用期限の確認がおろそかになりがちですか」という質問を行ったところ、塗り薬が68％、飲み薬が6％、同じくらいが19％となった。関連した質問として、「塗り薬を使い切ったことがありますか」という質問を行ったところ、「ある」が65％、「ない」が35％となったという。また、「使用期限からどの程度経過した塗り薬まで使えると思うか」との質問に対しては、平均で1年10カ月という結果となり、最も長い期間を回答した人は20年以上と回答したという。同社では、塗り薬の使用期限について無頓着な人は一定数存在するうえ、肌に塗布するだけの塗り薬に関しては、口に入れる飲み薬よりも使用期限に対する意識が下がってしまうことが明らかになったとしている。

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