ジェネリック医薬品大手の沢井製薬、米国同業の「Upsher-Smith Laboratories, Inc.」を買収 米国市場に本格進出へ

ジェネリック(後発)医薬品大手の沢井製薬株式会社(大阪市淀川区)【4555】は4月20日、米国子会社を通じて、同業の「Upsher-Smith Laboratories, Inc.(アップシャー・スミス・ラボラトリーズ)」(本社:米国ミネソタ州)をACOVA Inc.(米国ミネソタ州)から買収することを決定し、売買契約を締結したと発表した。同社のリリースによると、買収金額はアドバイザリー費用を含め、約1175億5000万円(1ドル=110円換算)となっており、6月末までに取得を完了する予定だとしている。

この買収は、日本政府の「骨太の方針 2015」を受け、2016年8月に修正発表した中期経営計画「M1 TRUST 2018」(2016年3月期~2018年3月期)の施策のひとつ「更なる成長へ向けた新規領域の事業基盤の構築」の一環として行うもので、Upsher-Smith社の取得により、米国市場への本格進出を開始し、同社がこれまで蓄積してきた知財戦略や製剤技術力及び Upsher-Smith社の米国国内の販売網、生産設備、ブランド力を活用しつつ、一体となって米国事業を展開していくとしている。

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