東京都渋谷区の携帯電阿向けコンテンツ開発「株式会社プロデュース・アソシエーション」に破産開始決定

信用調査大手の東京商工リサーチによると、東京都渋谷区渋谷の「株式会社プロデュース・アソシエーション」(代表取締役:青柳邑果)は5月8日、東京地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けた。破産管財人には民部田正史弁護士(五反田法律事務所、東京都品川区東五反田1-13-12いちご五反田ビル5階、電話:03-3447-1361)が選任されている。負債総額は債権者14名に対して約9000万円とのこと。

同社は1999年11月に設立された携帯電話向け各種コンテンツ開発会社。携帯電話向けに「執事ホテル」や「恋式!メンズえすて」、「虹色の王子様」などの恋愛シミュレーションゲームを配信していたほか、航空機の画像・ニュースなどを扱うポータルサイト「ヒコーキ大好き!」や韓国情報のマガジンサイト「韓流Style」を運営。これに関連する形でモバイルECサイト「韓国市場」の運営や韓国好きなF2層をターゲットとする読者参加型の雑誌『おんならいふ』の出版などに業容を拡大していた。

2007年4月期は6億1625万円の年間売上高を計上していたが、2008年4月期の売上高は6億697万円となるなど、業績拡大に至らなかったばかりか4890万円の赤字に転落。そのため、『おんならいふ』の休刊など、不採算事業の休廃止を含めた事業再編を行っていたが、代表の青柳氏の体調が悪化したことなどから2012年頃から実質的に休眠状態となっていたという。

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